■航空部とは?
学習院航空部は、学習院大学と学習院女子大学の合同の部活です。私たちの活動はグライダーを飛ばすことです。主に年間約12回、埼玉県熊谷市にて合宿を行ないます。
「航空部」というと、よく、鳥人間やパラグライダーと間違われることが多いのですが、私たちは設計や組み立てなどは行ないません。ドイツやポーランドの世界的に有名なグライダーメーカーの機体にのって、青空を優雅に滑空します。エンジンが無いので空を飛んでいる時の静かさは、さながら鳥になった気分に私たちをさせてくれます。
航空部の目的は在学中に国家資格である「自家用操縦士資格」の取得を目指し、一人前のパイロットになることです。
もちろんライセンスをとって終わりではなく、海外に遠征したり、距離や時間の記録獲得に挑戦もします!
体育会なので当然大会も行なわれ、どのくらい空中で飛んでいられるか、どのくらいの距離を飛行できるかなどを競います。
グライダー競技ではサーマルとよばれる上昇風をいかに捕らえて、高いところまでいけるかが勝負となります。
私たちの通常運航でも1300m程度まで上昇することも可能です。
■学習院大学航空部の歴史
昭和27年 戦後の民間航空再開により、日本学生航空連盟が発足した。その設立準備会より安倍能成院長宛に加盟招待状が届き、直ちに理学部佐藤孝二部長に廻された。
当時、理学部在籍中であった山越康雄氏に佐藤部長より航空研究会の組織化の要請が有り、同氏と三宅正利氏が中心となって、学習院航空研究会が設立された。
昭和34年 八尾飛行場に於ける第9回全日本グライダー選手権第1部に三浦正子氏(旧姓)、第2部に佐藤晴美氏が優勝し、1部、2部とも学習院が独占した。
昭和36年 K2-P20が再建され、院内教室でお祓いと命名式が行われ、安倍能成院長が「白鴎」号と命名した。(現在、われわれが保有する学習院Jrも白鴎号と名づけられている。)
平成4年 学習院航空部に初のプラスチック機であるSZD-51-1型が導入され、記念式典が催された。
平成28年 複座機ASK13 JA2152を導入 7月より運用開始
令和4年 複座機ASK13 JA25GAを導入 11月より運用開始
部員一同安全に注意して活動してまいります。